外壁塗装の利益率はどの程度なの?
この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装の利益率はどの程度なの?
利益率は簡単に出せません!
外壁塗装業者に支払う代金には、原価がありそこに利益が上乗せされますが、余分な費用を上乗せしているのではありません。
なぜならば利益は事業展開するに不可欠な存在です。
外壁工事が終わるたびに原価だけを回収していたらボランティアをしているようなものです。
外壁工事業者はビジネスを継続することはできませんから、利益は不可欠です。
外壁塗装の仕入れ費用も必要ですし、人件費も必要です。
それ以外に利益を得ることによって、企業で働いてくれている社員の給料や事務所の家賃を支払えるのです。
新しい事業をするにも準備費用が必要です。
その利益の設定額が利用者の負担になりずぎないようにしているのが優良な外壁塗装業者と考えましょう。
外壁塗装の見積もりは利益率がわかりにくい構造になっています。
その理由は複合単価方式だからです。
外壁塗装を依頼する場合は、優良業者を選びたいですが、見分けるには利益額が適性かどうかです。
しかし、業者がどれくらいの利益があるかをオープンにするでしょうか?
そんなことはしませんし、建築工事の見積もりは書式が決まっており、これも利益がわかりにくい理由になります。
一般的には2種類の作成方法がありますが、ひとつは「複合単価方式」です。
これは材料費や人件費も利益も合算する方法。
平方メートルや枚数など作業面積あたりの単価で案分します。
外壁塗装の大部分はこの「複合単価方式」になっていますから、原価と利益の比率がわかりにくいです。
もう一つの方法は材料費・人件費・諸経費を別々に計算する方法です。
利益を別途記載する「予算原価方式」です。
さすがに、ここまでオープンにする業者はありません。
悪質業者/悪徳業者は材料費を抑えるようにして利益率をあげます。
また職人のスキルを抑えて原価を下げて利益率をあげるようにする手口/手段を使います。
それを防ぐために、無料でアフター保証をする外壁業者を選ぶようにしましょう。