見積書の見方をチェックすることで相場価格を計算する
この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装の見積書の重要性
マイホームのメンテナンスの中で、もっとも重要な1つに外壁塗装があります。
しかし「外壁塗装は10年に一度」といわれるように、いったいどれくらいが相場価格なのかわからないのが現状といえます。
そこでこの項では、自分自身でチェックすべき見積書のポイントについて考えてみたいと思います(→ポイントがわかれば相場価格も計算できます)。
見積書のチェック項目
○塗料の種類
塗料にはさまざな種類(メーカー)があり、価格にも大きな違いがあります。
塗料の種類=「シリコン・フッ素・遮断熱・光触媒」などがあり、「シリコン塗料は1平米単価が1,500円~/光触媒塗料は1平米単価が5,000円~」にもなります。
そして塗料に関しては、メーカーによっても特徴(価格)があります。
どちらにしても、外壁塗装業者が薦める塗料を検索して、評判(価格)をチェックする必要があります。
※ちなみに塗料は安価を選ぶのではなく、長い目で見て耐久性のある塗料を選ぶようにしてください(→結果的に、耐久性の高い塗料の方が節約に繋がります)。
○面積の計算
一般的に外壁塗装の見積りは、「平米数×単価を掛けた価格」が記載してあります。
そして必ず外壁塗装の計算が、本当に妥当な数値かどうかを確認してください。
何故なら面積を算出する仕方が、外壁塗装業者によって異なるからです。
※ちなみに延べ床面積に3.3をかけ、さらに1.2~1.7の係数をかけるのが通常の計算方法です。
それ故(できれば)、自分で建物図面などから計算をして、見積書の数値とあっているかどうか確認する必要があると思います。
○塗装個所の確認
実際の外壁塗装の場合、壁以外の細かな部分も塗装に含まれます(→例えば軒天部分や排気口など)。
そしてこうした塗装部分が含まれているかどうかをチェックしなければ、追加塗装として請求料金が高くなる可能性もあります。
○足場の確認
外壁塗装業者によっては、自分たちで足場を持っていない場合もあります。
その場合、足場業者へ依頼するケースもあります。
※足場費用が含まれているかどうかを確認する必要があります。
見積書のチェックが適正価格を見極める
上記に明記した内容が(一部ですが)、見積書をチェックすることで相場価格を計算する一例です。
私たちは悪徳業者に騙されないためにも、きちんと見積書をチェックする必要があるといえます。
そうすることによって外壁塗装に掛かる適正価格を見極めるだけでなく、費用削減にも繋がるからです。